動画再生支援機能について

パソコンで動画のを再生をする時、動画プレーヤーはCPUを使って圧縮された動画データをデコード(解凍)しながら再生をします。
そのため高圧縮で高画質な動画の場合、多くのCPUの能力をデコードに使用することになります。
最近の高性能なCPUであれば、なんの障害もなく再生されますが、このデコードの処理が画面の再生スピードに追いつかなくなると、正常に再生されなくなります。
またCPUの100%の能力を動画のデコードで使用してしまうと、それ以外の処理が正常に動かなくなるのでそれも避けたいところです。

そこでご紹介するのが動画再生支援機能です。動画再生支援機能は動画のデコードをCPUではなく、グラフィックボードが行います。
動画再生支援機能は言わば動画再生のプロで、強力なデコード能力を有しています。
実際にフルHDの動画で再生するとその能力には驚かされます。フルHDの高画質な動画を再生してもCPUの使用率はほとんど変化しません。
通常このような形容する言葉として「ぬるぬる動く」や「サクサク動く」という言われ方をします。

ATI社とNVIDIA社
動画再生支援機能とは通常DXVA( DirectX Video Acceleration )のことを言います。またこのDXVAの機能を使用できるグラフィックボードを生産しているメーカー(正確にはグラフィックボードのチップです。)はATI社とNVIDIA社の2社になります。
各社ではDXVAのことをそれぞれ別の呼び方をしています。ATI社の場合は「ATI Avivo HD」(もしくはUVD)、NVIDIA社の場合は「Pure Video HD」です。
より具体的な商品名で言うとATI社は「Radeon HD3450」以上の製品、NVIDIA社の場合は「GeForce 8500GT」以上の製品にはほぼ搭載されています。
さらに詳しく知りたい場合はウィキ「Radeon」「GeForce」等で調べて下さい。

KODI(旧XBMC)でスムーズな再生

XBMC10.0からVistaもしくはWindows7の環境の場合は設定にDXVAを有効にする項目が表示されます。


「システム」から設定画面を表示して「ビデオ」>「Playback」のタブの 「Allow hardware acceleration (DXVA2)」の項目にチェックを入れます。

WindowsXPでDXVAを使用する

WindowsXPでDXVAを使用するためにはDSPlayerというものを使用します。ちょっとややこしいですがKODI(旧XBMC)は再生時に内臓している再生用のプレーヤーを使用します、その一つがDSPlayerです。
しかし現在のKODI(旧XBMC)の標準設定の再生用のプレーヤーはDvdPlayerというもので、標準設定ではDXVAを使用できません。またDSPlayerは現在開発中で正式リリース版には含まれていないので別途、最新のDSPlayer付属版をダウンロードする必要があります。
なお開発中のDSPlayerを使用しなくても後述の「外部プレーヤーを使用する。」でDXVAに対応したMPC-HC等の外部プレーヤーを使用するという方法もあります。

http://dsplayer.passion-xbmc.org/
DSPlayer付属版KODI(旧XBMC)のダウンロード

DSPlayer付属版KODI(旧XBMC)をインストールして動画の再生時に右クリックで再生用プレーヤーを選択でDSPlayerを選ぶことでDXVAを使用した再生が可能です。

上記のように、標準設定ではDSPlayerを使用するために動画の再生時にDSPlayerを選択する必要がありますがDSPlayerを標準のプレーヤーにすることでその手間をなくせます。

標準のプレーヤーの設定は「C:\Documents and Settings\ユーザ名\Application Data\KODI\userdata」にadvancedsettings.xmlというテキストファイルを新規作成します。

advancedsettings.xml
<advancedsettings>
    <video>
        <defaultplayer>dsplayer</defaultplayer>
    </video>
</advancedsettings>

外部プレーヤーを使用する。

上記のDSPlayerの設定の時に使用したadvancedsettings.xmlの書き方を変えればKODI(旧XBMC)以外の動画プレーヤーを再生用プレーヤーとして使用できます。下記の例は「Media Player Classic Home Cinema(MPC-HC) 」(DXVA対応)を再生用プレーヤーに指定する場合の書き方です。

advancedsettings.xml
<advancedsettings>
<video>
<defaultplayer>externalplayer</defaultplayer>
</video>
<externalplayer>
<filename>C:\Program Files\MPC-HC\mpc-hc.exe</filename>(←MPC-HCのパス)
<args>"{1}" /fullscreen /close</args>(←フルスクリーンオプション)
<forceontop>false</forceontop>
<hideconsole>false</hideconsole>
<hidecursor>false</hidecursor>
</externalplayer>
</advancedsettings>

なおMPC-HCで再生する場合、再生は開始されますが、外部プレーヤーのため、KODI(旧XBMC)と操作キーが異なるので、操作ができなくなります。これを解消するために、MPC-HCのほうでもKODI(旧XBMC)と同じ操作キーを割り当てる必要があります。割り当ては下記のファイルをMPC-HCのあるフォルダと同じ場所に置くだけで、とりあえず大丈夫です。

Media Player Classic Home Cinema設定ファイル:mpc-hc.ini(2012/1/2)

自分でキーを設定する場合はMPC-HCを起動して「表示」メニューの「オプション」を開いて「キーバインド」の項目を設定します。

プレーヤーを選択する。



advancedsettings.xmlと同じ場所にplayercorefactory.xmlというテキストファイルを作成すると 動画のサブメニューで「...を使用して再生」というメニューが選択でき、再生するプレーヤーを複数の中から、選択することが可能になります。

playercorefactory.xml
<playercorefactory>
<players>
<player name="MPC-HC" type="ExternalPlayer" audio="false" video="true">(←MPC-HCのパス)
<filename>C:\Program Files\MPC-HC\mpc-hc.exe</filename>(←フルスクリーンオプション)
<args>"{1}" /fullscreen /close</args>
<hidexbmc>false</hidexbmc>
<hideconsole>false</hideconsole>
<warpcursor>none</warpcursor>
</player>
</players>
</playercorefactory>

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